日本ポリエチレン·府川社長に聞く～構造改革一区切り／需要堅調－HDPEの中国生産計画が進展／新製品の上市はあと一歩－

摘要

2014～2015年にかけて2基のPE（ポリエチレン）設備（川崎の高密度PE5万2，000トンと鹿島の直鎖状低密度PE9万2，000トン）を停止し、17基·約104万トン体制となった日本ポリエチレン。構造改善の成果もあって足元では設備の高稼働が続いている。また輸入品流入が頭打ちとなり、同社以外でも国内PE設備の集約が進んだこともあって出荷が好 調に推移している。一方で、懸案となっていたガソリンタンク向けHDPEの海外生産体 制構築や、LCB（長鎖分岐型）pEをはじめとする新製品展開も徐々に進んでおり、2016 年以降は構造改革が一段落、一層の事業拡大に向けた取り組みが増えそうだ。同社の府川洋一社長に、現在の取り組みと将来展望について聞いた。