旭化成ケミ／三菱化学、水島のエチレン設備を2016年春三菱に1基化－集約の結論は2014年春／国内石化競争力強化のモデルケースに－

摘要

旭化成ケミカルズと三菱化学は、2016年春をめどに水島地区（岡山県倉敷市）のエチレン設備を集約し、1基化する。2013年度中に最終的な結論を出す方針であり、今後は旭化成ケミカルズの設備（非定修年の生産能力約50万トン）を停止し、三菱化学の設備（同50万トン）への集約を念頭に検討を進める方針。100億円の集約効果が見込める1基化後は、両社折半出資によるエチレン製造合弁事業体として共同運営を図り、エチレンセンターとしての競争力を確保する。1基化を前提としたそれぞれの誘導品設備の対応は今後詰めていく。