12年はタイト化加速／13年は大型設備相次ぎ稼働

摘要

供給面では、2012年4月に中国のキングボードが江蘇省揚州市で年産18万8，000トン設備を新設する予定。また三井化学が2011年10月にシンガポールの生産能力を1万トン増の31万トンに引き上げたのに続き、2012年下期に千葉フェノールの生産能力を2万トン増の25万トンに増強する。一方、誘導品関連ではCPDC（中国石油化学）が台湾でフェノール法によるCPL（カプロラクタム）10万トン設備を新設したほか、韓国の三養イノケムがBPA15万トン設備を完工し、両設備とも近く商業運転を開始する見込み。