丸善石化、3月期業績は微増収減益／被災で中計達成は困難－再建したMEKの拡販推進へ／新製品開発も加速－

摘要

丸善石油化学の2012年3月期単独業績は、主力のMEK（メチルエチルケトン）を製造していたアルコールケトン設備の被災·停止（東日本大震災～2012年4月）に加え、世界的な景気低迷の影響により、純利益は前年度の3分の2である19億円にとどまった。営業利益は67％減の18億円、経常利益は51％減の26億円、売上高は2％増の3,834億円と僅かに増収となったものの、減益幅は大きかった。また製品販売数量は11％減の361万トンだった。