宇部興産、12月CPL$2,400提示～原料値上がりも地合い弱く

摘要

宇部興産は2012年12月積みの韓国·台湾大口向けCPL（カプロラクタム）契約価格（CIF価格）について、前月と同額のトン当たり2,400ドルを提示した。原料ベンゼンが歴史的な高値圏に達した中、CPLは末端需要の不振からユーザーの稼働率む落ち込んでおり、値上げの推進力は弱い。足元のスポット価格は2,250～2,300ドルを付けているが、11月末から上昇に転じていることを好材料に、契約価格で最低限前月並みを確保したい考え。