宇部興産、3月積みCPL＄3，600提示～＄380上げ／上昇気運衰えず

摘要

宇部興産は2011年3月積みの韓国·台湾大口向けCPL（カプロラクタム）契約価格（CIF価格）について、前月比380ドル高のトン当たり3，600ドルで交渉を開始した。CPLの供給不足が続く中、ポリエステルなど合成繊維の原料価格が軒並み上昇したことでCPLのスポット価格がさらに押し上げられたことが主な背景。同社は2月に契約価格で初めて3，000ドル台を超えたばかりだが、CPLのアジア市況は一段と騰勢を強めており、3月に早くも3，000ドル台後半に達する可能性が現実味を帯びてきた。