三菱グループ、エンプラ·コンパウンド能力を年内に相次ぎ拡張－MEPが上海と欧州で販売拠点3月に設置／需要回復に期待－

摘要

三菱グループは、各種エンプラ樹脂·コンパウンド設備の新増設計画を予定通り進めるとともに、急激に拡大する生産能力に対応した販売体制を確立し、供給体制を整える。 2001年は価格の下落が影響し、各製品とも厳しい環境となったが、三菱エンジニアリングプラスチックス（MEP）は、「在庫調整も進んでおり、それほど悲観しなくても国内は回復へ向かっているようにもみえる」（小野英彰社長）と期待。 この3月には上海、欧州で新たな販売拠点を開設し、需要への迅速な対応を強化しながら、早期に「連結で1,000億円事業」（同）の構築を目指す。 また三菱ガス化学は、シンガポールのPPE（ポリフェニレンエーテル）パウダーの引き取り開始に合わせ、四日市工場にある変性PPE樹脂プラントの今後の利用法について検討を進めていく。