(S134)円周ガイド波による配管減肉検出技術研究会報告第六報（実機欠陥部での波動伝搬シミュレーションと実験）

摘要

直径1 ~ 4 m 程と大口径副生ガス配管総延長は，製鉄所あたりで数10 kmに及び，効率的な検査方法が求められている。効率的な計測方法の一つとして，円周ガイド波の利用を筆者らは試みている[1,2]。実機欠陥を用いてガイド波で計測することは，その有効性の検証には欠かせない試みである。ここでは，実機欠陥深さ分布を数値化したデータを数値シミュレーションに組み込んで計算した結果を示す。さらに実験で得られた結果と比較したので報告する。