常設型炉幅測定装置による炭化室カーボン付着傾向の解析Study about carbon adhere to chamber wall with chamber width measuring system

摘要

加古川工場コークス炉は、1970 年の操業開始以来 約38 年が経過しており、コークス炉の老朽化が進行し ている為、健全なコークス炉管理を行っていくには、炉 体診断技術の向上が必要とされている。 加古川工場では、炉体管理強化のため、独DMT 社 の技術を取り入れ、常設型炉幅測定装置の開発を行っ てきた。現在、測定により得られた炉幅データを解析す ることで、炭化室炉壁煉瓦の欠損·カーボンによる張出 しなどの炉体損傷を定量化することに取り組んでいる。 本報では、2008 年度に常設型炉幅測定装置から得ら れた炉幅データを解析することで炉況の変化を確認す ることが出来たので報告する。