大分第2 焼結機における極低スラグ焼結鉱の製造

摘要

環境プロセス研究開発センター樋口謙一横山浩一右田光伸 NSC大分焼結工場は2009年3 月第1 高炉改修期間、低ス ラグ焼結鉱の製造に取り組んだ。本報では、鉄分（T.Fe）60% を超える極低スラグ焼結鉱製造への施策と結果ついて述べ ２．極低スラグ焼結鉱製造に向けた取組み 極低スラグ下において液相率を最大化するためAl2O3低減 や低SiO2系MgOソースの使用を行った。また、ブラジル産ヘ マタイト鉱石を増配することで融液性状の改善を図った。さら に、有機バインダー（APD1））を選択造粒へ添加することで通 気改善を指向し、低スラグ化に伴う熱間通気性の改善と高層 Fig.1 に示すように2009 年3 月にT.Fe60%超の極低スラグ焼 結鉱の製造に成功した。Table.1 に操業結果および焼結鉱性 状評価結果を示す。