ローラレベラによる板材矯正の有限要素解析(S022_2)

摘要

現在、工業製品の高品質化に伴いその材料にも高い品質が要求されている。その要求をクリアするためには、平坦度の改善、残留応力の低減、作業の高効率化は重要な課題である。しかし、板材製造の最終工程である矯正では現場技術者の経験に頼った操業が行われており、自動化が遅れているというのが現状である。著者らはこれまで、板材矯正の自動化を目指し、板材矯正メカニズムの解明とより良い矯正方法の検討を行ってきた。1) 本報では有限要素解析による検討結果について報告する。