乾留中のコークス炉炉壁変位の測定Measurement of the deflection of heating chamber wall during carbonization

摘要

長期稼動で炉壁が弱体化したコークス炉は、乾留中の石炭の膨張圧やコークス押出し時の横圧により、大きな炉 壁変形を招き、陥没等の損傷により最終的に押出し不可となることが、炉寿命を決める要因の一つと考えられており、 炉壁変位を定量的に測定した結果が、従来より報告されている1)。今回、稼動中のコークス炉で炉壁変位を精度良く 測定できる装置を開発し2）、乾留中の炉壁変位量を測定したので、以下に報告する。