鍛造型大圧下加工と逆変態熱処理による結晶粒微細化プロセスの開発

摘要

加熱後の粗大なγ組織（280μm）を有する材料に、1パス70％以上の鍛造型大圧下加工を付与することにより、粒径30μm以下の均一微細γ組織が得られることを明らかにした。 また、鍛造型大圧下加工後に逆変態プロセスを追加することにより、材料全体に渡り、粒径10～15μmの微細γ組織が得られた。 さらに、仕上圧延前に微細γ組織を創製することが、仕上圧延後に超微細α組織を得るために効果的であることを明らかにした。