GISTのイマチニブ耐性機構

摘要

薬剤耐性の診断は一般的には治療中の画像診断によるヲ丙変進行(progressive disease ： PD)をもつて判断される.消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor ： GIST)の耐性診断と対策に関し てはィマチ二ブ耐性診断の情報がもっとも多く， ィマチニブ以降のスニチニブゃレゴラフエ二ブの耐性診断に関してもィマチニブ同様の基準や判断 が用いられている.臨床効果判定にしばしば用いられるWHO, SWOGあるいはRECIST基準（「サイドメモ1」参 照）では画像上，①新規病変(new lesion)の出現， あるいは，②一定基準以上の腫瘍径の増大 (growth)があれば，その腫瘍はPDと判定され る.すなわち，新規病変や増大病変が薬剤耐性病変と考えられる.