サルコぺニァに対する運動?栄養による介入効果

摘要

骨格筋量の減少に伴う筋力の衰え，あるいは歩行機能の低下をさすサルコぺニァを効率よく予防するため には.多様な危険因子のなかから可変的要因を見出し，その改善に焦点を当てた包括的支援が有効である.可 变的要因として注目されているのは，骨格筋の不使用と栄養不良の改善である.運動·栄養による介入効果を検証するために，地域在住サルコぺニァ高齢者をRCTにより運動，栄養，運動+栄養，教育の4群に分け， 運動群には週2回，1回当り60分間の筋力強化と歩行機能の改善を目的とした包括的運動を，栄養群には口 ィシン高配合の必須ァミノ酸3gを1日2回補充する介入を3力月間実施した.その結果，骨格筋量と通常 歩行速度は，運動，栄養，蓮動+栄養の3群で，下肢筋力は運動+栄養群のみで有意な向上が観察された，こ の結果は，サルコぺニァ予防には運動にロイシン高配合の必須アミノ酸を補充する複合介入がより効果的で あることを強く示唆する.