2013年鉄スクラップ相場、上期の回顧と下期の展望（下）

摘要

7月3週初め時点で日本の鉄スクラップ価格は、関東地区H2炉前渡し中心値が30，500～31，000円程度。新規輸出相場は韓国向け成約価格が23日時点でH2ベース32，000円（FOB）と、6月下旬と比べて2，500円高い．。輸出市況が海外相場の上昇に呼応して強含んでいる半面、国内相場は電炉メーカーの夏期炉休の影響などで軟調感を残しており、国内外で市況ムードはやや異なっている。この国内外の温度差が鉄スクラップ相場先行きの見極めを難しくしていると言えそうだが、2013年後半はどんな価格水準で推移するのだろうか。