対制御光スイッチファブリック構成法

摘要

本稿では、情報通信システムにおいて双方向通信を行う際に用いられる対制御スイッチファブリック構成法に関して報告する．従来から存在していた対制御スイッチ装置は双方向通信を行う際、上下の回線を設定するために·つの接点を切り替える必要があった．今回提案する対制御スイッチ装置は、接点に2入力2出力でかつクロス状態とバー状態の2状態のみ取ることのできるクロス·ベースイッチを用いる．そして1つの接点の切り替えのみで上下の回線を設定することができるように検討した·こ甲構成を用いることにより、従来と比べ少ないスイッチで対制御スイッチ装置を構成することができ、これによって装置全体の小型化·経済化を図ることができる.