クリーンルーム空調の省エネルギー技術：クリーンルームシステム関連機器－省エネルギー対応の状況

摘要

2005年は、地球温暖化防止にとって大きな進歩の年を迎えた。 1997年12月京都にて開催されたCOP3（コップスリー気候変動枠組み条約第3回締約国会議）において、2010年のCO{sub}2等温室効果ガス排出基準を1990年に比較し先進諸国にて、5.2％削減することで合意され、わが国の削減は6％減となった。 しかしながら、米国は京都議定書からの離脱を表明した。 わが国は02年6月EUに次いで、国会にて批准され、05年には、ロシアも批准するにいたり、本議定書の発行に必要な55％以上の排出シェアを確保出来た。 省エネルギーへの対応は、社会活動全てにおいて実施されている。 対策分野は、大きく分けて一般家庭と産業分野に区分されるが、本編では、産業分野の中でも先端技術を利用し、より高度な生産や安全対策·信頼性の向上に利用されているクリーンルームシステムでの省エネルギー対応の状況を紹介する。