平成16年度科学技術振興調整費による研究実施課題等の評価結果

摘要

前号では科研費による一部の研究の事後及び中間評価についてお伝えしました。今回は12月16日付けで文部科学省から報告がなされた振興調整費による研究の評価結果です。 昨今の科学技術振興調整費は、項目が多く、ここでご紹介するにはやや煩雑になる心配がありますが、出来るだけ簡潔にお伝えしたいと思います。一口で言えば、かなり厳しい評価結果です。 平成16年度の科学技術振興調整費による実施課題の中間·事後評価は、文部科学省科学技術·学術審議会研究計画·評価分科会研究評価部会が示した評価項目について、プログラム又は専門分野ごとに設置したワーキンググループで行われました。 対象は、平成14年度に新設した「産学官共同研究の効果的な推進」、平成13年度に新設した「先導的研究等の推進」等のプログラムや、平成12年度以前に採択した「総合研究」、「生活·社会基盤研究」等のプログラムにより実施した課題のうち、中間評価29課題、事後評価79課題の計108課題です。 結果の一覧を左に示します。 従来の評価に比べて、Aが少なくなっているように思われます。