2003年のセンター／誘導品別プロピレン消費、合計で前年比4％増－三菱化学が三井化学を追い抜き最大ユーザーに～小社調べ－

摘要

小社調べによる2003年の国内プロピレン消費量は、主力のPP（ポリプロビレン）やAN（アクリロニトリル）向けが増加し、PO（プロピレンオキサイド）やアクリル酸向けも急増したた恥前年を4％強ほど上回る535万トン（一部推定を含む）となった。 このためプロピレン輸出は9％減の32万4,000トン弱となり、同輸入は1万2,000トン増の2万7,000トンに増えたものの、出超量は13％減の29万7,000トンにとどまっている。 またセンター別では、三井化学が大阪の定修を1カ月はど延長せざるを得なくなったため、三菱化学が最大のプロピレンユーザーとなった。 この三井化学と東ソーを除く8社がプロピレンの消費量を増やしており、生産·消費ともに活況を呈したといえよう。