鹿島石油、第1重油脱硫装置加熱炉火災事故は加熱管の損傷が原因

摘要

鹿島石油は、4月21日に鹿島製油所で発生した第1重油脱硫装置加熱炉（FU－201B）火災事故の調査結果をまとめた。 これによると今回の火災は、加熱管（NO.4コイル）のコーキング（加熱管内壁にコークが付着蓄積して加熱管の温度が上昇することにより生じる損傷）により内部の流体（重油と水素ガスの混合物）が加熱炉内に噴出し、その圧力で炉壁が開口して外部の空気と接触したことが原因だった。