ABS樹脂、2004年総需要は2.1％増の59.1万tに～工業会が中期予測－内需は建材や雑貨用途など堅調で増加／中国向け輸出も拡大－

摘要

日本ABS樹脂工業会はABS樹脂の2004～2006年の中期需要予測をまとめた。 それによると、2004年内需はOA機器を中心にユーザーの海外生産移転が依然響くものの、建材住宅部品用途や雑貨用途などの堅調により増加に転じるとみられている。 また中国向けを中心とする輸出が引き続き増加し、総需要（輸入含む）は59万1,200トンと前年比2.1％増加する見通しだ。 2004～2006年の年平均伸び率は内需が0.3％、輸出が2.9％、総需要は1.4％の予測となった。