三菱化学、鹿島で分解炉を来年末増設～原料多様化でプコピレン増産

摘要

三菱化学は石化原料ナフサの中長期的な価格高止まり観測に対応し、鹿島事業所のオレフィン·アロマセンターで、ナフサ以外のコンデンセートやガスオイル（粗灯油·軽油留分）など重質原料使用拡大（原料多様化）に向けて分解炉増設を含む設備増強を実施する。 この結果、エチレンより需給タイト感が強いプロピレンやベンゼンの増産につなげ、石化事業の競争力強化を図る。設備投資額は40億円強で、今年5月着工、来年12月に完工する。