主要石化製品の2001年末生産能力、エチレンは27.6万t減の704万tに－PP·EO·PSで能力削減が進展／今後はS&Bの実行段脂へ－

摘要

経済産業省化学課がまとめた主要石油化学製品の2001年12月末時点の生産能力調査によると、エチレンは三菱化学が同年1月に四日市のプラントを停止したことにより、定修年ベースで704万3,000トンと前年末に比べて27万6,000トン減少した。 一方、誘導品ではPP（ポリプロピレン）、EO（エチレンオキサイド）、PS（ポリスチレン）などで能力削減が進んだが、減少幅はいずれも5～10万トンと小規模にとどまった。 国内における設備能力の削減は2001年でほぼ一段落し、今後はスクラップ·アンド·ビルド（S&B）による新鋭設備への更新が相次いで実行される段階に入る。