タイ、2007年エチレン生産は定修要因で1.9％減／需要は8％増－2008年はBTX能力拡張が2件／フェノールも国産化－

摘要

タイの2007年のエチレン生産は、定修要因により235万トンと前の年に比べ1.8％減少した。 一方、需要はVCM（塩ビモノマー）など誘導品プラントの新増設に伴い8％増の247万トンとなった。 タイでは今年、芳香族コンビナートの新設によってBTXの生産能力が5～8割拡大するほか、同国初となるフェノール／アセトン併産設備も年内に完成する予定。2009～2010年には2基の大型エチレン設備新設も控え、活発な増産投資が続く。