プラスチック燃料タンク用中空成形機の新技術

摘要

従来より自動車や二輪車の燃料タンクに対しては軽量化および形状設計の自由度の高さが要求されており、これに応える解の1つがプラスチック製燃料タンク（PFT：Plastic Fuel Tank：写真1）である。㈱日本製鋼所の中空成形機（Blow Molding Machine）は早くからPFT化に対応しており、1985年にPFT用中空成形機を上市した。その後、多層化や大型化あるいは高サイクル化等の技術開発を推進し現在では型締力120t級の4種6層PFT機（写真2、第1図）が主力製品となっている。