稚内珪藻頁岩が湿気·悪臭·シロアリから守る

摘要

室内の湿度を調整する方法の一つに、調湿機能を持つ内装材の使用がある。 そして、その内装材の調湿性が優れていればいるほど、室内は快適な湿度で保たれるのである。 稚内層珪藻頁岩は、北海道天北地域（稚内地方）で採掘される、珪藻土が地圧と熱で変性してできたページ状岩石。 ここで採れる珪藻頁岩は、一般的な珪藻土やゼオライトなどより3倍以上の吸·放湿性能を有する（図）。安全性に対しても優れており、最も厳しいとされるヨーロッパの基準を参考としたISM（Interior、Safety、Material）や土壌汚染防止法と比較しても、鉛やヒ素などの含有量は全て基準値の1/10以下。 もちろん、ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどのVOCも含まない。 また珪藻頁岩には、アンモニアやタバコの嫌な臭いを取り除く消臭効果や、人体を活性化させる遠赤外線を放射するといった特長を持つ。