安定化臭素－アルカリ抄紙工程での微生物制御の新技術

摘要

ここ20年ほどの間で，中性一アルカリ域での抄造が世界的な動向となって来た。このような変化の原動力は，ヨーロッパでは水の消費と排水の減少，北アメリカでは劣化しない中性紙を求める市場の要請など，地域により大きく異なる。 中性－アルカリ域での紙製造の填料としては，炭酸カルシウムベースの填料や顔料などさまざまなものが選べるので，シート中の灰分量と紙力を向上させ，操業コスト全体を減少できる。