あらゆる水路に対応する流量計ファミリー－相関式超音波流量計および伝播時間差式超音波流量計の紹介

摘要

開水路の流量計としては、堰式、フリューム式、潜水電磁式、もぐり式、といったものが知られているが、いずれも土木·機械設備が大掛かりになる。既設水路に設置する場合は長時間の水抜き期間が必要となり、また設備自体が水路の容量を低下させたり、沈殿·堆積を生じやすいという課題もある。 他に、表面流計測という方式もあり、これは流体内に計測器を設置する必要が無いが、文字通り表面の流速しか測れず、流体内の流速分布による平均流速の違いは知り得ない。 超音波流量計は流体内の流速を測り、これに流体断面積を乗じることにより流量を求める方式であり、上記それぞれの課題を大幅に回避することが出来る。 弊社は、相関式超音波流量計(OCM-Pro)と伝播時間差式超音波流量計(ATENAS)という異なる方式の超音波流量計を有しており、水の清澄度、水路のサイズ、水路の形状等に応じて最適な測定方法を提供している。 以下に、両方式を紹介する。