進む酸素濃縮装置の国際規格改定

摘要

酸素濃縮装置の国際規格改定が、「火災防止策」「コネクタの独自形状化」を論点とし、進行している。「火災防止策」については、国際標準化機構（ISO）と国際電気標準会議（IEC）が2011年6月より進めてきた酸素濃縮装置の安全性に関する国際規格改定が関わっている。同改定は最終段階を迎えており、14年5月、最終改定草案に対する各国審議グループの意見投票が終了した。内容は「火災防止策」の他、「基本性能」面での改定であり、最終草案に大きな変更も無く、近日中に可決する見通しだ。また「コネクタの独自形状化」についても審議が進行しており、こちらは15年内に発行となると見られている。