総需要2.1％減，震災前の8.0％減新電力だけが22年度の41.2％増＝用途別会社別26年度の22年度比較＝

摘要

電力需要は縮小傾向から抜け出せないでいる。26年度（2014）の総需要電力量が2．1％の前年割れに終わり，震災前の22年度から8．0％も遠ざかっている。26年度は4月に実施された消費税の3％増税が仮需の反動減を招いたことから，総需要は5月からマイナス成長が続いた。仮需が発生した25年度は前年度の横ばいまで戻していたことから，26年度のマイナス成長は背負ったハンディを天気などでカバーできなかった結果でもあり，震災後は実質的に4年もマイナス成長が続いていることになる。