インドの石炭需給動向-石炭需要の現状と見適し（2）電力部門の消費量3億530万t、全体の75.5％占む

摘要

表3-1は、インドにおげる石炭消費（褐炭を除く原炭ペース〉の推移を部門別に示している。 主な消費部門は電力、鉄鋼、セメントであ、2004年度の電力の石炭消費量は3億530万tで全体の75.5％を占め、次いで鉄鋼が3,210万tで同7.9％、セメントが1,810万tで同4.5％と、この3部門で88％を占める。 その他部門（肥料、セメントを除く窯業、繊維、化学、綾などは4,920万tで同12.1％である。 1984年度と2004年度の石炭消費量を対比すると、その他部門のみが減少しているが、これは鉄道はよる石炭消費がゼロになったことが大きく影響しでいる。 一方、電力では同期間に2億4,700万tの増加、鉄鋼が710万tの増加、セメントでは1,080万tといずれも消費量が増加しぞいる。 特に、電力部門での石炭消費の拡大は、この舘年間でほぼ5倍にも達しており、インドの石炭消費の拡大は電力によるところが大きい。 電力部門ニおける石炭消費.