石炭ガス化複合発電（IGCC）実証プラントの開発（3）単体機器試運転調整始まる、9月に完成·試験運転へ

摘要

ガス精製設備の役割には、石炭ガス中に含まれる不純物を除去することでガスタービンの高温機器を保護することと、ガスタービンの燃焼排ガス中に含まれるSOx、NOxの原因物質を未然に除去することの二役がある。 ガス精製の方式には、大きく分けて海外のIGCCでも既に採用されている湿式方式と、開発段階にある乾式方式とがある。 200t/日パイロットプラントでは乾式ガス精製の試験を実施して成果を上げたものの、本実証プラントではIGCCの早期実現を重視し、開発要素の少ない湿式ガス精製を採用した。