形状材質制御粒子による粉末圧縮特性の解明

摘要

粉体の圧縮挙動は、庄密式として知られている各種の式で表現されている。 たとえば、Athyの式、Cooperどの式、川北の式などである。 これらは、金型圧縮やCIPにおける圧力と密度の関係を実験式としてまとめたものである。 一方、力学的解析に利用できる式としては、多軸応力と密度の関係式が為らにより得られている。しかし、ニれらの式に含まれる定数と粉末の諸特性の間の関係については必濁しも明らかにされていない。今後この関係が解明されていく必要があるが、本報はそのための新しいの手法を提案するものである。その骨子は「形状·寸法と材質を狐立に変化させた形状材質制御粒子（形質制御粒子）と名づけた粒子を用いて、各方向の圧力が測定できる計測金型で圧縮実験を行うことにより、粉末の諸特性と圧縮式の関係を解明する」というものである。