CaCl2-CaO溶融塩電解によるCaTiO3の還元

摘要

Tiの新精錬法の一つであるOS法を適用しCaTiO3を出発原料としてCaCl2-CaO溶融塩電解により Tiへ還元する実験を行っている。TiO2を出発原料とした場合、CaTi2O4やCaTiO3を経由してTiに還元 されるが、そのような中間生成物が生成されることで還元が遅延する。本研究では、CaTiO3を出発原 料とすることにより、原料由来のCaOが多く供給され、より速やかに還元を行う事を目指している。 今回は、真空脱水条件、浴中のCaO濃度、原料粉末の粒度による還元試料の酸素濃度に与える影響を調査した。