水溶性塗料·塗装システム最新情報：プラスチック用水系塗料について

摘要

近年、CO{sub}2による地球温暖化現象などの地球環境に関する問題や、身近に起きているホルムアルデヒドによるシックハウス症候群など、私たちを取り巻く生活環境への関心が高まってきている。 こうした背景を受け、法令などにより環境汚染物質の使用量の明確化、規制、削減が進められ、各企業においてもISO14001の取得をはじめとした地球環境問題に対しての取り組みがますます強められている。 塗装業界では揮発性有機化合物（VOC： Volatile Organic Compounds)の削減や環境負荷物質の削減、人体への有害物質削減など数々の対応が求められており、従来の溶剤系塗料から環境対応型塗料への切り替えが急務となっている。VOCの低減、削減を目的として水性塗料、ハイソリッド塗料、スーパーハイソリッド塗料、粉体塗料等の検討が摘発に行われている。 特に、欧州の自動車工場では水性中塗り、水性ベースコートが主流であり、ベースコートまでの水性化はほぼ完了している。 国内でもベースコートに水性塗料を採用もしくは、採用を予定しているメーカーが増えつつある。