CO{sub}2削減型省エネ塗装不燃·断熱性光触媒化粧工法

摘要

CO{sub}2に起因する地球の温暖化防止対策は、1997年京都で開催された地球温暖化防止国際会議の「京都議定書」で削減目標が示されたが、各国とも経済発展を優先することから削減されていないのが現実である。 CO{sub}2の削減は、化石燃料の利用を少なくして、電力をはじめとするエネルギーの消費をいかに削減させていくかが大きな課題である。 そこで当社グループは、1999年より民間企業としての役割が何かないかと模索してきた。 その中で、結論として研究開発に取り組んだのが、構築物の外部、内部を断熱性の高い塗料で覆い、室内の冷暖房効果を上げ、電力及び灯油の使用量を減少させる塗装工法であり、これを6年の歳月をかけて完成させた。 当工法は次の5大目標をかかげ研究開発に取組んだ。 その1は、薄膜で高断熱性効果を有すること。その2は、近隣の火災から延焼を防護する耐火性を有すること。 その3は、塗布された化粧面が光触媒性能で防汚性を有すること。 その4は、すべて使用する塗料は、水性無機質系塗料で耐久性を有すること。 その5は、作業者及び塗膜が人体に安全であり、かつ作業が簡易であること。