省資源型YS785MPa級せん断補強筋

摘要

鉄筋コンクリート中の鉄筋は、構造物の高さ方向の主筋と、水平方向のせん断補強筋とがあります。せん断補強筋は主筋の曲げを拘束し構造物の大変形を防止します。近年、鉄筋コンクリート構造建築物の高層化とともに、せん断補強筋も高強度化の需要が高まっています。せん断補強筋の施工方法は非溶接型と、溶接閉鎖型に大別され、施工性の観点から、溶接閉鎖型が高頻度で用いられますが、高強度鉄筋では特に、溶接熱影響軟化に伴う継手強度の低下が問題となります。