［招待講演］英語発音矯正ソフト「GlobalvoiceCALL」の取組み

摘要

英語発音矯正ソフトGlobalvoiceCALLの開発の経緯と製品についての取組みを紹介する．HOYA（旧PENTAX）では、音声合成の事業を開始し、本年で10年となる。日本語の音声合成ソフトの各種機器への組込用音声としての販売だけでなく、英語音声合成を語学教育に向けにGlobalvoiceEnglish（GVE）という名称のアプリケーションソフトを発売し、その音声品質の高さから多くの英語教員に日常的に利用されるようになった。GVEは、だれでも英語テキストをネイティブ·ライクな英語音声の品質で再生／音声ファイル録音ができる。ネイティブ·スピーカーに録音を依頼するとなるとコスト、手間が気になる、GVEではこれらを気にすることなく自由に使うことができる。数年前迄のユーザーは英語音声合成の品質だけで、満足をしてもらえた。しかし近年では、GVEソフトの読上げだけではなく学習者の発音も評価できるソフトがほしいという要望が多く聞かれるようになってきた。そんななか、GlobalvoiceCALL（GVC）はHOYAグループの独自開発の音声合成、音声認識を搭載し、2011年夏に発売された。