米環境保護局の省エネルギー対策（エナジー·スター·プログラム）

摘要

米環境保護局(EPA)は1992年にエナジー·スターという省エネルギープログラム（以下「ESプログラム」と呼称）をスタートさせた。 最終的な目的は温室効果ガスの排出量を減らすために省エネルギー製品の販売促進をすることである。 EPAが省エネルギー製品を認証し消費者に訴えるような形でその製品にエナジー·スター·ラベル（以下「ESラベル」と呼称）を貼付する（ラベル図柄参照）。認証する製品は性能面で他製品に劣ることなくエネルギーの節約面だけが違うものである。 認証の対象となった製品はコンピュータとモニターから始まり1995年までには他の事務機械および住宅用の冷暖房器にまで及んだ。 現在ではESラベルは38の製品カテゴリーに適用され，この内33 の製品カテゴリーは一般家庭で日常的に使用されている製品である。 38の製品カテゴリーの中には1,200社を超えるメーカーの13,000に及ぶ製品が含まれている。