検査現場を訪ねて東京メトロ綾瀬車両基地－車体を支える台車装置にNDT安全守る技術と鉄道への「思い」

摘要

通勤通学時など、日々多くの人が利用する鉄道車両。たくさんの利用者を目的地へ運ぶ鉄道車両の点検にも、安全を守るための重要な工程として、非破壊検査が適用されている。東京メトロ（東京地下鉄、奥義光社長）の綾瀬車両基地（東京·足立区）では、4年以内、もしくは走行距離が60万キロを超えない時点で重要部の整備を行う「重要部検査」と、8年を超えない期間ごとに車両全体の整備を行う「全般検査」などで、各種非破壊検査手法が用いられている。本紙では同車両基地の車両工場を訪れ、日常的に利用する鉄道車両に非破壊検査が適用される現場を取材した。