クレーン衝突防止装置（ウオッチマン）（三次元+走行,3D表示機能付）

摘要

リーマンショック以来，景気回復の兆しさえ見えないのが今日の現状である。この状況下で，CO_2の削減等ECO関連の技術開発を行い，さらにコストの削減を計りながら安全施工を行うことは，建設業にとっては必須の課題となっている。しかし都市部では地上300mの超高層ビルや大規模プロジェクトが推し進められているのも事実である。このような大型工事では複数台のクレーンを用いて躯体材の揚重を行っている。特に都市部ではクレーン間同士が接近しておりクレーン衝突防止装置は不可欠なものとなっている。ここでは，従来の三次元衝突防止装置（作業半径，起伏角度，フック高さ）に走行式クレーンの位置検出を付加し，表示方法も平面から3Dに変更した最新のクレーン衝突防止システム（ウォッチマン型式WG-6F）を紹介する。