第11回IEAヒートポンプ国際会議2014モントリオールにおけるヒートポンプ技術調査報告

摘要

国際エネルギー機関（IEA）ヒートポンプ国際会議（HPC）は，持ち回りで，3年に一度開催される．前回（第10回）は2011年5月に東京で開催されたが，東日本大震災のため，インターネット上でのバーチャル開催となった．本年は，Table 1に示すように，第11回として，5月12日（月）から16日(金)まで，カナダのモントリオールで開催された．会議のテーマは，「ヒートポンプの技術，応用および市場における世界的な前進」であった．初日には，IEAヒートポンプ実施協定（IEA HPP）の9つの分科会（Annex）のワークショップが行われた．二日目の会議の開会式では，8つの団体の開会挨拶があり，アジア，欧州および北米の3地域の報告があった．会議には，30カ国より325人が参加した．オーラル発表は，9件の基調講演を含む51件だった．ポスター発表は，84件であった．テクニカルツアーは，5箇所で実施された．