詳説：弾塑性力学（55）－有限変形弾塑性構成式の数値計算法：移動硬化に関する乗算分解を用いたモデル その3－

摘要

構成モデルと応力計算法の境界値問題に対する適用性を検証するため，簡単な有限要素解析例を示す．23.4節で述べた弾性予測子とリターンマッピングによる応力計算をupdated Lagrange法に基づく有限要素解析コードに実装し，解析に用いた．また，Newton-Raphson法の反復収束計算による非線形つり合い式の求解では，19.9.2節で述べた数値的方法により求めた整合接線係数を用いた．