5軸制御加工機の有効活用と高付加価値加工：5軸複合立形マシニングセンタ「MU-500 VA」の特長と加工事例

摘要

昨今の消費者ニーズは「欲しいものを、欲しい時に、欲しいだけ」という傾向にあり、いわゆる多品種少量のモノづくりが求められている。 製造業の部品加工という視点で捉えると、複数部品を一体化して部品点数を減らし、コストダウンを図るユーザーニーズが増加し、それに応える工作機械として工程集約·5軸加工機が注目されている。 こうして、工作機械は多機能化してくるわけであるが、そこへ「誰もが、安心して、使いやすい」という機能を付加することで、より多くのユーザーに使っていただけることを狙いとした5軸複合立形マシニングセンタ「MU-500VA」（図1）を開発した。