環境税の創設と森林整備への使途位置づけ要望：農林水産省が森林吸収源対策を林政審に諮問

摘要

農林水産省は一一月二九日に林政審議会に「地球温暖化対策における森林吸収源対策（案）」を諮問、林政審議会はこれを適当として答申した。 京都議定書がロシアの批准から来年二月に発効することが決定し、基準年比六％の温室効果ガス削減が至上命題となった。 このため、森林吸収量三、九％の実現には環境税の創設は欠かせない施策であり、その税収の使途に森林吸収源対策を位置付けることを強く要望する内容となっている。