低セメントキャスタブルにおける硬化促進

摘要

著者らは先に，低セメントキャスタブルの混練水を遠心分離法によって採取 治訾工毪长趣摔瑜盲疲饯斡不瘷C構を解析し，アルミナセメントから溶出するCa~（2+）イオン濃度があるしきい値を超えると，10μm以下の超微粉粒子からなるコロイドが不安定になって凝結し，この凝結が流し込み材の硬化であるということを明らかにした。 また，Ca~(2+)イオン濃度変化は，①初期濃度，②濃度上昇勾配，③しきい値の3つの特徴で整理できることを紹介した。 一方，キャスタブルの硬化に対して有効な遅延方法は多数知られているが，促進方牡はほとんど公開されていない。 そこで，上記研究を基に有効な硬化促進方法を考案した。