治験参加者の治験に対する意識調査一治験参加に影響する要因

摘要

1998年に新しい「医薬品の臨床試験の実施の基準（以下 新GCP)」が施行され，被験者への文書を用いた説明と同 意の取得や治験依頼者によるモニタリング等が義務付けら れた.これにより，製薬企業，医療機関双方の負担が増加 し，治験が停滞するようになったといわれており， 2003 年の「全国治験活性化3力年計画」では，治験参加者を増 やすための方策として，市民に対して治験の啓発を行うこ とや参加者に負担軽減費を支払うことの必要性が述べられ た.