超小型人工衛星からの高輝度LED発光（2）（輝く人工の星の実現と宇宙-地上間LED光通信の検証）

摘要

今回のように大きさが10cm立方、重量が1kg余りの、超小型衛星では太陽電池の発電の能力、電池の容量、搭載可能なLEDの個数に限りかつ、衛星の姿勢制御をする技術を持っていないため、広い立体角で光を地上に向け放射煤必要があり、地上における光強度は肉眼で認視可能な限界（6～8等星）になる。次に、LED光を高速変調し地上の望遠鏡で集光し光電子増倍管で受信することにより、簡便な長距離LED 光通信の可能性を調べることを行なう計画である。このときLED光は信号として認識されやすいように、10Hz［duty ratio：30％］で変調される。さらにこのパルスは5kHz（duty ratio：30％）で変調され、電気信号として、5kHzの成分のみを選択的に増幅することにより、S／Nを向上させる。