信楽町森林組合 木材センター：地域森林資源を活用し、付加価値の高一加工販売事業着に着手－林業山村活性化林業構造改善事業 間伐材·小径木丸太の円柱·丸棒加工販売に取組む

摘要

滋賀県信楽町の森林面積は1万3，600haで、町全体の82％を占める。 その地域森林資源をもとに多様な公益的機能を発揮し、森林整備や林業生産活動の活性化と地域社会の発展に貢献するため、堅実な活動を35年間にわたって続けているのが「信楽町森林組合」（有田良正代表理事組合長、正組合員数1，057人）。 信楽町森林組合は、1966年（昭和41年）10月に旧村組合の合併によって発足した。 1974年（昭和49年）、第2次林業構造改善事業により、協業推進の拠点として素材生産及び加工施設を整備し、1978年（同53年）に間伐材促進等特別対策事業により機械設備を導入するとともに独立事務所「木材センター」を開所して小径木の加工販売に着手した。以後、県下森林組合初の取組みによる加工販売事業部門を加工施設の整備で充実させたが、大部分の入荷材が小径木だったこともあって、その利用範囲や販路が限られ、